平成27年度成果報告書
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2 行うことできた。 日進市の依頼を受け、20名の学生が11月21日に日進市で開催された日進エコフェスタの企画運営に携わるとともに、標準化教材の実演を行った。学生にとって初めてとなる自治体の主催するイベントで企画運営から携わることができ学習および交流の機会となった。教材体験者数は187名であった。 1月27日に日本自動車部品工業会の依頼を受け、ISO14001の2015年度改定について伊藤が講演を行うとともに、アシスタントとして12名の学生がファシリテーターとなり、参加者に向けて環境マネジメントシステムの標準化教材「もし社長だったら」の実演を行った。参加者は56名であった。企業の参加者がいずれも環境管理責任者レベルであり、学生にとってもよい学習の機会となった。 <監査> チームでは三つの国際規格を統合運営しながら標準の使い方を学んでいる。統合マネジメントシステムの内部監査と外部監査を実施した。 内部監査:11月11日に監査員研修を12月2日に統合マネジメントシステム監査を実施した。 外部監査:春日井市の環境報告書に対する第三者コメントを作成し、3名の学生が11月25日に座談会方式で春日井市と協議を行った。当初企業の内部監査実施も検討していたが、今年度は実現できていない。ただし、1月のイベントで企業から打診を受けた。今後実現可能性も含め先方と検討を行う。 <学生たちの声> 地域連携プロジェクトにかかる企画・運営・広報を学生主体で行えたことは将来のための貴重な経験であった。今後はこの経験で得た知識を次年度の活動に反映するとともに継続的改善を行うことで力量の向上と地域連携強化に取り組みたいとの声を得た。 活動成果の公表 標準化教材及びチームの報告書は伊藤佳世研究(http://www3.chubu.ac.jp/faculty/ito_kayo/)で、また、チームの活動は随時FB (https://www.facebook.com/ChubuunivESDecomoneyteam/) で公表している。2015年度は、標準化に関する学会や工学教育における国際会議(ICITE for SD2015)において活動発表を行った。 学生たちは標準化教育を通じて社会人として必要な基礎力を身につけている。なお、中部大学ESDエコマネーチームは12月6日に名古屋産業大学で開催された社会人基礎力育成グランプリ2015中部地区予選大会において奨励賞を受賞した。 成果報告書 <文責 伊藤佳世 経営情報学部准教授 学生原案 樅山貴斗 経営情報学部3年> 2 活動報告-56-

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