春日井市における世代間交流による地域活性化・学生共育事業 平成25年度成果報告書
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1平成25年度 地域志向教育研究費 成果報告書 活動項目 ⑧その他 フリガナ 氏 名 わけびき ますみ 釆睪 真澄 所属・職名 幼児教育学科・准教授 活動課題 保育者・教員を目指す学生の実践的指導力を育成する地域連携共学・共育支援プログラム 活動組織 (分担者は本学の専任教員(助手を含む常勤の専任教員),協力者はそれ以外。 フリガナ 氏 名 代表者及び分担者 所属・職名 現在の専門 学 位 役割分担 釆睪真澄 三品陽平 花井忠征 山本彩未 代 表 者 分 担 者 〃 〃 幼児教育学科・准教授 幼児教育学科・助教 幼児教育学科・教授 幼児教育学科・講師 造形 教師教育 体育学 運動生理学 修士 修士 博士 修士 学生活動の教育支援及び活動全体の分析 学生活動の教育支援及び活動全体の分析 学生活動の教育支援 学生活動の教育支援 活動経過と成果 本研究では、春日井市の子どもが学び育ち、同時に子どもに関わる学生たちも学び育つ互恵的な教育支援プログラム(わんぱく隊活動)を実施することで、地域と連携できる力を形成する新たな教員養成の形を検討することを目指した。わんぱく隊では、地域の子どもたちを大学に招き、学生たちが企画・準備した活動に共に参加してもらっている。 この目的を達成するために、本研究はわんぱく隊活動を三つの層に分けて整理していた。一つ目の層は学生活動の層である。ここには、学生たちの企画・運営・反省といった活動が含まれている。 二つ目の層は教員の支援活動の層である。ここには、学生の主体的な活動を支援する教員側の活動が含まれている。 三つめの層は、一つ目と二つ目の層を分析対象とする、教員による研究の層である。 1)学生活動の層 108人の学生が、年間7回の活動にのべ629回参加した。学生たちは4月に班旗づくり・紙のフリスビーづくり、5月にツリークライミング・さつまいもの苗植え、6月に田植え・万華鏡づくり、8月に民俗資料館ツアー・クッキング(カレー)、10月に科学実験めぐり・稲刈り、11月に、芋ほり・わんぱく運動会、12月にお米とおいもでクッキング・クリスマス会を企画・運営した。他にも、学生たちは毎回の活動でオープニングやエンディング、誕生日会などをアイスブレイキングを交えて実施した。 さらに活動の始まりと終わりにおける子どもの引き渡しにおいて、学生たちは保護者と積極的にコミュニケーションをとり、保護者や子どものニーズを聞き、それを企画に反映するように努めた。その反映の一例として、学校では他の子どもと同じ給食を食べられない食物アレルギーの子どもが、他の子どもたちと一緒に料理を作り食事のできるようにした企画を挙げられる。このように学生たちは主体的に活動を企画・運営しながら地域の子ども・保護者と連携する経験をすることができた。 2 活動報告(22)-78-

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