春日井市における世代間交流による地域活性化・学生共育事業 平成25年度成果報告書
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21.については、CAAC検討WGの動向に合わせて検討すべき内容であるが、いまだ検討された形跡はない。シニア大学の施設内に設ける必要な図書館機能については、できるだけ早い時期に検討されてしかるべきである。 2.については、春日井市図書館や同分館(東部市民センター内)、ニュータウン居住者と中部大学図書館との連携が必要になるが、それぞれの役割分担等を調整するなどの多くの課題が残されている。 3.については、比較的早期に実現可能かと思われる。ビブリオバトルの開催、図書の宅配、図書の読み聞かせ等であるが、これらの図書館活動については中部大学生のポテンシャルが低いという結果も出ている。彼らに対する啓蒙・啓発活動が必要となろう。 また、それ以前の問題として、「中部大学図書館が春日井市民に開放されており、比較的自由に使用できることが市民にあまり知られていないこと」も判明している。まずはこのあたりから着手すべきかと思われる。 (なお、各アンケート調査の結果等については、別途資料を作成・提出してあるが、ここでは、紙面の都合で割愛した。) 謝辞 本課題研究については、前記したように高蔵寺ニュータウン内のNPO団体役員の協力を得ている。曽田忠宏、寺島靖夫、金森義忠、長谷川光男の4氏である。また、中部大学図書館・館員:山田幸代、同:広田怜子、両氏の協力も得ている。その実働は共同研究者のそれを凌駕している。記して謝意を表したい。 活動成果の公表 高蔵寺ニュータウン居住者に対するアンケート調査結果については、500部作成し、アンケート協力者を中心に配布、公表している。 今のところ、その他の具体的計画はないが、機を見て、この研究成果は順次発表していきたいと考えている。しかし、この成果を踏まえて実践に移していくことのほうが肝要であり、今後は、提示した活動のうち、実現可能なところから実践に移し、成果公表に替えたいと考えている。 2 活動報告-75-

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