春日井市における世代間交流による地域活性化・学生共育事業 平成25年度成果報告書
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2多重比較検定(Steel-Dwass法)により、関心なし不参加群よりも参加群の方が有意にNPが高いことが示された。この結果より、参加群は関心なし不参加群よりも世話好きで思いやりがあるという傾向が読み取れた。 【参考文献】1)妹尾香織他、援助者自身に与える効果:地域で活動するボランティアにみられる援助効果、社会心理学研究、第18巻第2号2003 2)東京大学医学部心療内科TEG研究会編、新版TEGⅡ解説とエゴグラム・パターン、金子書房、2006 活動成果の公表 特記事項なし 図1. TEGⅡの結果表2. TEGⅡ 5尺度の各自我状態【抜粋】CP(ControllingParent)「理想主義」NP(NurturingParent)「奉仕主義」A(Adult ego state)「合理的な大人」FC(Free Child)「純粋な子ども」AC (adapted child)「従順な子ども」[HI]責任感が強い。完璧主義。世話好き。思いやりがある。理性的。論理的。感情豊か。自己中心的。協調性に富む。優柔不断。[LOW]のんびりや。いい加減。淡泊。気配りをしない。素朴。計画性がない。素直。引っ込み思案。マイペース。自分勝手。表1. 交流活動参加動機尺度の因子分析結果(バリマックス回転後の因子負荷量)【抜粋】ⅠⅡⅢⅣⅤⅥ共通性人に喜んでもらえる.803.178.307.045-.155.007.797対象者が喜びを感じることができる.697.371.057-.055.027.144.651対象者の苦しみが和らぐ.686.129-.036.068.251-.038.557人や社会の役に立てる.662-.007.334.280-.050.175.661他のボランティアと楽しく活動できる.421.738.162.042.177-.047.785喜んだり楽しんだりできる.071.719-.006.081-.120.010.543自己を再発見し、成長させることができる.194.009.797.103.037.093.694毎日の生活に充実感がでる.186.008.236.711-.132.024.613社会の一員として当然のことだ.302.025-.107.710.422.158.810何らかの報酬や返礼が期待できる-.009-.022.040-.011.695-.106.497生活や将来にボランティア活動を通じての経験が生かせる.022-.049.037.121-.109.604.395因子寄与3.2022.0641.6201.5731.0531.02610.539累積寄与率18.83830.98240.50949.76555.96061.996因子2 活動報告-62-

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