春日井市における世代間交流による地域活性化・学生共育事業 平成25年度成果報告書
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1 平成25年度 地域志向教育研究費 成果報告書 活動項目 ⑤高齢者と学生の交流、高齢者宅へのLearning Home Stay(LHS) フリガナ 氏 名 タニカガ ミキ 谷利 美希 所属・職名 医療技術実習センター 生命健康科学部作業療法学科 ・助手 活動課題 理学療法学科・作業療法学科学生における世代間交流活動への参加学生の資質調査 活動組織 (分担者は本学の専任教員(助手を含む常勤の専任教員),協力者はそれ以外。 フリガナ 氏 名 代表者及び分担者 所属・職名 現在の専門学 位 役割分担 谷タニ利カガ 美ミ希キ 戸田トダ 香カオル 堀ホリ 文子フミコ 代 表 者 分 担 者 〃 医療技術実習センター・作業療法学科 ・助手 理学療法学科 ・准教授 作業療法学科 ・准教授 中枢疾患の作業療法学 内部障害理学療法学 基礎看護学修士(リハビリテーション療法学) 博士(医学) 修士(看護学 研究総括、調査用紙作成、調査の実施・分析 調査用紙作成、調査の実施・分析 調査用紙作成、調査の実施・分析 活動経過と成果 【活動経過】本学理学療法学科及び作業療法学科に在籍している1~3年生合計262名を対象とし、これまでの世代間交流活動に参加した学生(以下、参加群)にはボランティア継続動機尺度1)を実施した。また、不参加であった学生には不参加理由アンケートを実施し、関心だけで参加していない学生(以下、関心あり不参加群)と、関心がなかった学生(以下、関心なし不参加群)に分類した。さらに、心理学的な傾向分析のため、全員に新版東大式エゴグラムⅡ2)(以下、TEGⅡ)を実施した。今後の交流活動の基盤となる学内学生教育計画に本研究結果を活かすことで、各学生に適切な交流の機会を準備することが可能となると考えた。(中部大学倫理審査委員会:承認番号250051)【成果】アンケートは、255名から回答を得た(回答率97.3%)。そのうち参加群は53名(20.8%)、不参加群は202名(79.2%)であった。不参加群のうち、関心あり不参加群は147名(72.8%)、関心なし不参加群は57名(28.2%)であり、関心はあるものの部活や勉強、バイトを優先すべきと判断した学生が多いことが分かった。参加群の動機尺度には、因子分析を行った(表1(抜粋)、SPSS ver.19)。結果、参加群は高齢者の喜びへの貢献を参加動機とし、他者に奉仕したいという気持ちが強いことが示唆された。TEGⅡの結果は、各群の割合をグラフに示した(図1)。TEGⅡの5尺度が示す自我状態は、表2にまとめた2)。5つの尺度について、それぞれ3群間での差を有意水準5%未満として比較した(Kruskal-Wallis test)ところ、NPのみ差があることが判明した(p=0.036)。2 活動報告(13)-61-

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