春日井市における世代間交流による地域活性化・学生共育事業 平成25年度成果報告書
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平成25年度 地域志向教育研究費 成果報告書 活動項目 ④生活・住環境を考えるまちづくり フリガナ 氏 名 イソベ トモヒコ 磯部 友彦 所属・職名 工学部 都市建設工学科 教授活動課題 町のバリア解消点検作業体験による福祉のまちづくり教育 -高蔵寺ニュータウンのバリアフリー化検討を事例に- 活動組織 (分担者は本学の専任教員(助手を含む常勤の専任教員),協力者はそれ以外。 フリガナ 氏 名 代表者及び分担者 所属・職名 現在の専門 学 位 役割分担 (単独研究の場合) イソベ トモヒコ 磯部 友彦 代表者 都市建設工学科・ 教授 交通計画 工学博士 総括(全体企画・点検作業の実施・評価)活動経過と成果 1)本申請課題の目的 町のバリア点検作業とバリア解消のための検討作業を学生教育に取り入れようとするものであり、その予備的作業に取り組んだ。 2) 3次元写真計測ソフトウエア(Agisoft社製)を用いた都市空間の立体的把握 都市全体を立体化し平面の地図よりも地形による起伏や階段による段差などを正確に読み取ることができると考え、対象地区全体を立体的把握化しようと考えていた。しかし実際に取り組んでみると、地上からの写真撮影だけでは地区の全体を効果的に撮影できないこともあり困難であることが分かった。そこで、歩行の支障となる階段部分の立体化把握に絞って作業を進めた。図1の平面地図上の階段部分 (高森台地区)を立体把握したものが図2である。今後、この立体的把握が分かりやすい表現であるか否かを地域住民などに確認をしていかなればいけない。 3)車いす体験、疑似高齢者体験、疑似視覚障害体験などの機材の購入整備 磯部研究室では、既に疑似高齢者体験教材、松葉杖等を整備しているが、新たな教材が開発され市販されたので、以下の機材を整備した。 ・手動車いす(2台) ・片マヒ体験教材セット(2セット) ・前かがみ体験教材(2セット) ・視覚障害体験グラス(2セット) ・色弱模擬フィルタ「バリアントール」(P・D複合型のメガネタイプ) (2セット) 図2 PhotoScanで立体的把握化した立体図(多方向から視認できる) 図1 平面地図による階段部分の表示 12 活動報告(9)-53-

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