春日井市における世代間交流による地域活性化・学生共育事業 平成25年度成果報告書
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1平成25年度 地域志向教育研究費 成果報告書 活動項目 ④生活・住環境を考えるまちづくり フリガナ 氏 名 ユクモト マサオ 行本 正雄 所属・職名 工学部 機械工学科 教授 活動課題 春日井市の廃食油を原料とするバイオマス燃料製造とその利用 活動組織 (分担者は本学の専任教員(助手を含む常勤の専任教員),協力者はそれ以外。 フリガナ 氏 名 代表者及び分担者 所属・職名 現在の専門 学 位 役割分担 (共同研究の場合) 行本 正雄 波岡 知昭 上野 薫 代 表 者 分 担 者 〃 機械工学科・教授 機械工学科・准教授 環境生物科学科・ 講師 燃料・燃焼 燃料電池 土壌環境 工学博士 工学博士 学術博士 取り纏め 春日井市環境部との窓口、審議会委員 BDF製造 燃焼評価、分析 活動経過と成果 1.現状調査(春日井市環境部に協力) 1) 春日市内の廃食油回収状況調査 廃食油回収には、2tトラックを使用しており、毎月第1・3水曜日に9ヶ所を回り、第2・4水曜日に9ヶ所を回り回収している。11月は約1400L回収している。 2) 春日市でのBDF使用状況と課題の整理 一般家庭で回収した廃食油を京都市の株式会社レボインターナショナルに委託してBDFを製造している。その製造したBDFをパッカー車3台の燃料として使用することで、地域の排気ガスのクリーン化を目標に、二酸化炭素削減に貢献している。BDFを燃料として走行しているごみ収集車の1ヶ月の走行距離は約2340kmであり、1ヶ月に使用する燃料は約700Lである。今後は環境負荷やコスト削減のためにもBDFの入手方法を委託から現地で製造することが必要である(地集・地産・地消)。そのためには100L規模の精製BDF製造装置の設計を行う必要がある。 2.BDF燃料の製造(行本研、波岡研を中心に) 1) 粗BDF(波岡研究室装置) メタノールとアルカリ触媒添加による粗BDF製造を行った。(図1) 2) 精製BDF(行本研究室装置) 気泡式脱メタノール装置(図2)を用いた精製BDF製造実験を行い、気泡式脱メタノール装置大型化(装置容量10倍)し、精製BDF製造量の増加に成功した(精製BDF製造量25倍)。 3) 成分分析(株式会社島津テクノリサーチへ委託) 精製BDFの成分分析評価を行った結果、FAME以外はJIS規格の値をクリアした。 2 活動報告(8)-51-

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