春日井市における世代間交流による地域活性化・学生共育事業 平成25年度成果報告書
57/111

1平成25年度 地域志向教育研究費 成果報告書 活動項目 ③コミュニティ情報ネットワーク フリガナ 氏 名 マエダ カズアキ 前田 和昭 所属・職名 経営情報学科・教授 活動課題 学生を主体とした講義映像配信システム構築のための教育研究 活動組織 (分担者は本学の専任教員(助手を含む常勤の専任教員),協力者はそれ以外。 フリガナ 氏 名 代表者及び分担者 所属・職名 現在の専門 学 位 役割分担 マエダカズアキ 前田 和昭 代表者 経営情報学科・教授 ソフトウェア 工学 工学修士 講義映像配信システムを題材とした教育 将来社会を学生と討論するイベント企画 活動経過と成果 本教育活動は,「無」から手作りでシステム構築する現場の厳しさを,「夢」から創造の豊かさを学生に学ばせることが目的であった. 「無」から手作りでシステムを築き上げる活動では,CAAC(シニア大学)の講義映像配信システムを手作りで試作することを目指した. 本年度は,講義映像配信システムを構築するための必要要件を学生と共に検討しながら,配分経費で導入した設備(講義映像配信システム開発用コンピュータ)を使って実験を進めた.大学生は,授業・就職活動・課外活動で忙しく,モチベーションを継続させることが難しかった.しかし,実験のためのコンピュータを導入し,ゼロから全て自分たちでシステム作りを体験できるようになって,勉強する雰囲気が盛り上がったようだ. またシステム開発を仕事とするエンジニア達と接する機会を作り,大学の授業では得ることのできない現場を学生が経験することを企画した.その結果,単純にパソコンを利用するだけではなく,本格実用システムを稼働させる厳しさを経験することができ,問題解決能力の重要性を再認識したはずである. 「夢」から創造の豊かさを学生に学ばせる活動では,IT企業がデザインした「豊かで活力のある将来社会の姿」に関するデモンストレーションと提案を材料にして,中部大学と他大学の学生が一緒に話し合える機会を作り,学生のモチベーションを向上させることを目指した. IT企業である富士通が,将来社会への提案とデモンストレーションのために「誰もが健康な生活を送れる安全で安心な社会」「環境に配慮し,持続的に発展可能な活力ある豊かな社会」「人と人とのつながりを大切にする社会」を目指し,将来社会への提案とデモンストレーションを行うショールームnetCommunity(東京都千代田区)を予約制で団体向けに公開している.このnetCommunityに,他大学(国内大学,海外大学)学生と一緒に見学させ,全員で今後のIT活用のあり方を話し合った.その結果,中部大学内では経験できない幅広い知見に触れることができ,学生のモチベーション向上に貢献できたはずである. 2 活動報告(5)-45-

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です