春日井市における世代間交流による地域活性化・学生共育事業 平成25年度成果報告書
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平成25年度 地域志向教育研究費 成果報告書 活動項目 ①地域連携教育改革・教育システムの構築 フリガナ 氏 名 ヤマハ モトイ 山羽 基 所属・職名 工学部建築学科・教授 活動課題 エネルギーコンサルティングによるエネルギー実践教育 活動組織 フリガナ 氏 名 代表者及び分担者 所属・職名 現在の専門 学 位 役割分担 (単独研究の場合) ヤマハ モトイ 山 羽 基 代表者 建築学科・教授 建築設備工学 博士 (工学) 学生の指導 活動の統括 活動経過と成果 本学は持続可能な開発のための教育(ESD)の拠点校としてESDを教育の主幹に掲げている。ESDは幅広い学問領域を視野にいれ持続可能性の観点から自分の専門をとらえることと考える。そこで必要とされることは、ESDの基本を理解する基礎学力、日本語・英語のコミュニケーション能力、学問領域の関連性を理解する考え方、そして自分の専門領域での基礎知識を踏まえた問題解決能力と考える。 持続可能な社会を構築するためには、効率的なエネルギー利用が不可欠である。ESDの一環としてエネルギー問題を理解するために、身近な施設でのエネルギー消費構造を理解することが重要と考えた。身近な施設として、中部大学、それぞれの住宅を取り上げ、その消費を削減するためのコンサルティングを行うことを目的に以下の活動を行った。 -中部大学でのエネルギー消費分析 -家庭用エネルギー分析 -バイオ発電の導入 -エネルギー利用に関するセミナーの実施 ・中部大学でのエネルギー消費分析 スマートBEMSで計測されているデータをダウンロードして、大学内の各建物でのエネルギー消費の実態を調査した。 エネルギー消費実態を視覚的に表すために、各建物の3次元モデルを作成した。 ・家庭用エネルギー分析 中部電力との共同研究にて、年間の電力消費から住宅のパターンを同定する手法を開発した。家庭でのエネルギー消費の内訳を調べるために経費で購入したスマートコンセントを卒業研究生の自宅に設置して調査した。・11月1~3日 大学祭模擬店でのバイオ発電 スノーボードクラブの模擬店でチュロスを販売したが、その作成の電源をバイオ燃料を用いた発電を利用し、クラブのメンバーに啓発活動を行った。 ・1月28日 セミナー「住宅での電気エネルギー利用について」 電力消費の事情を中部電力山道氏、杉原氏により下記の内容で9:30~11:00にセミナーを実施し、大学院生、4年生、3年生16名の参加があった。 1部:電気料金の仕組み ・家庭用料金メニューの紹介 ・電気料金の計算方法 2部:住宅分野に関する省エネ法とエコキュート ・エコキュートの仕組み ・事業主基準におけるエコキュートの省エネ効果 ・エコキュートの省エネ性能表示 活動成果の公表 活動成果については、研究代表者のホームページ www.yamaha-lab.jp 等を公表の場とする。 Webを活用して、Youtube, Slideshare などの媒体も利用する。 2 活動報告(1)-41-

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