春日井市における世代間交流による地域活性化・学生共育事業 平成25年度成果報告書
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2 2)都市建設工学科と建築学科の「卒業研究」(4年)での成果 何らかの形で地域を題材にした卒業研究が多数実施された。担当した学生数は都市建設工学科で25名、建築学科で49名を数える。 3)正課での取り組み事例(ここで紹介した以外にも多数あり) 都市建設工学科の「部門創成B」(3年)では、都市環境グルーブ(磯部、服部、岡本)において、まず3週にわたり春日井市内3地区(春日井駅及び鳥居松、勝川、高蔵寺ニュータウン)の見学を実施し、それを題材にディスカッションを実施した。その後、受講生各自が地域課題をテーマにして、調査・分析を行い、解決策について提案(計画・デザイン・政策)を考えた上で、発表会をした。 建築学科の「建築デザインⅤ」(4年)の課題として「展望台計画(多治見市)」を取り上げ、課題終了後も継続して取りまとめた。 (豊田) 建築学科の「ゼミナールB」(3年)のテーマとして、また、同「建築デザインⅡ」(2年)の即日課題として「カフェのファサードデザイン(NPO法人の運営するコミュニティカフェ)」を取り上げ、カフェにて優秀作の展示と人気投票のアンケートを行った。(豊田) 特別課題教育科目「持続学のすすめ」の講義にてCOC事業を紹介し、具体的な事例として春日市の回収廃食油を行本研究室でBDF製造し、約30Lの燃料をごみ回収車で使用した事を報告した。(行本) 4)教育地域志向教育研究活動としての取り組み 平成25年度の教育地域志向教育研究活動として採択された課題の内、本WGに関係するものは以下の3件である。詳しくは「地域志向教育研究費成果報告書」を参照のこと。 ・春日井市の廃食油を原料とするバイオマス燃料製造とその利用(代表者:行本正雄) ・地域や人から学ぶ建築をつくるための実践的学習(代表者:豊田洋一) ・町のバリア解消点検作業体験による福祉のまちづくり教育-高蔵寺ニュータウンのバリアフリー化検討を事例に-(代表者:磯部友彦) 写真3 勝川駅周辺の視察 (都市建設工学科「部門創成B」) 写真2 卒業研究発表会の状況 (都市建設工学科) 2 活動報告-32-

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