春日井市における世代間交流による地域活性化・学生共育事業 平成25年度成果報告書
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4 及び学部・学科の正課の地域関連科目(学部毎に2講義科目、1実習科目、1ゼミナール)等を導入する。 さらに、現存の教育組織である全学総合教育科を発展的に改組し、『全学総合COC教育科』を新たにスタートさせる計画である。 研究等 【コミュニティ情報ネットワーク】 a.地域住民の医療情報管理・連携 医療機関毎に個別管理されている診察、診療、検査、投薬情報などの情報を一元管理し、別の病院でも利活用できる環境を構築する。また、医療機関同士が連携して診療できるよう、セキュリティ強化、個人認証など情報共有が可能なシステム構築技術の開発研究をすすめる。 b.地域医療機関情報の提供 医療機関受診時には「長大な待ち時間」、「初診時の不安」などの問題がある。医療機関における待ち時間や主たる診断科目などの情報を、高信頼かつリアルタイムに提供するシステムを構築する。また、地域住民の「口コミ」ソーシャル情報を収集すると共に、その信憑性を自動判定して提供する方策を開発する。 c.講義映像の配信 大学が提供する地域向けの講義・講演は、決まった日時に指定の場所で開催されるため、シニア大学の受講生では他の都合により聴講できないことがある。そこで、サテライトキャンパスなど遠隔地にて受講できるようネットワーク講義環境を構築する。また、これらの講義映像を蓄積して何度でも繰り返して受講し理解を高めることができるようにアーカイブ配信を行う(「どこでも講義室」)。 【生活・住環境を考えるまちづくり】 春日井市都市計画マスタープラン(平成22年3月公表)では、まちづくりの重要課題として以下の6項目を掲げている。「都市の機能集約」、「都市活力を維持・増進するためのまちの機能強化」、「人と環境への配慮」、「災害などへの対応強化」、「春日井らしさの感じられるまちの創出」、「市民主体によるまちづくり」である。都市建設工学科では、人々が安心して快適な生活を送れるように、安全で円滑な社会基盤の整備や持続発展可能な地球環境の開発・保全に関する学術分野の地域協働研究を行っている。具体的には高蔵寺ニュータ 1 概要-8-

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