春日井市における世代間交流による地域活性化・学生共育事業 平成25年度成果報告書
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5 A10 ご指摘の通りです。本COC事業は申請書および25年度計画調書において3つの側面すなわち教育事業、研究事業、社会貢献事業からなることを明示していますが、いずれにおいても今後COC事業の達成度評価において,より本質的で普遍的成果が得られていると評価されるように活動を深化させたいと思います。 Q11 この種の事業活動成果の客観的評価が困難な点はコントロールが設定できないことであると思うが、どのように成果を評価するのか。 A11 確かに人為的なコントロールを設定することは困難です。当面は前後比較、すなわち事業活動によって地域がどのように変化したか、学生の地域理解が活動前に比べてどの程度進んだかをできるだけ客観的に評価するつもりです。 Q12 前後比較は時間の要素が関わって、本質的比較が困難なことが多いのでは。 A12 ご指摘の通りです。当面COC事業介入が行われなかった地域とも比較して事業活動が行われた地域で地域課題が他地域に比しより多く解決されれば一定の介入成果とみて行きたいと思います。学生教育では地域連携科目の履修学生数や地域創成メディエーターの認定目標数を設定し、達成度を成果の評価としたいと思います。 Q13 地域志向教育研究費を設定し、さらに研究活動を募集する意図は何か。また、その研究成果の客観的評価はどのように行うのか。外部評価委員会がその評価に関わらなくても良いのか。 A13 当初の活動計画として申請した7つの事業活動に関する新たな教育、研究、社会貢献事業を探索し、開発、試行する場として設定しました。さらにCOC推進委員会委員以外の教員が研究に応募し、研究活動を通じてCOC活動に参画できる場としたいと思います。評価はCOC推進委員会委員に評価委員を委嘱し、研究報告書を基に評価を行う予定です。今年度は開始が年度後半でしたので研究期間を少しでも長く取るため、評価委員会時までに研究報告書を用意できませんでした。来年度の外部評価委員会で25年度の研究成果も報告書を基にご評価いただきたいと思います。 Q14 アクションリサーチそのものが、まだ確立されていない状況で、客観化、普遍化は簡単ではないと思われるが、このような研究が今後ますます重要になる。研究方法や評価方法を含めてさらなる発展を期待したい。今年度は初年度で半年間しかなかったが、計画を着実に実施してきたと評価できる。 A14 ありがとうございます。来年度もご指摘の点に留意し、成果を挙げて行きたいと思います。 3 評価-88-

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