春日井市における世代間交流による地域活性化・学生共育事業
3/4

ニュータウンの高齢化問題を解決する新しい試み地域との関わり体験プログラム2高齢者・学生交流 Learning Homestay 中部大学の近くにある高蔵寺ニュータウン。 現在は高齢化が進み、高齢者の社会的孤立が問題になっており、町は活気を失いつつあると言われています。高齢者宅に学生がホームステイ 中部大生と高齢者が「お見合い」をした上で、学生が高齢者のお宅にホームステイする試みが2013年9月に実施されました。将来の日本社会を背負って立つ学生たちにとっては高齢者の近くに住むことで実践的な学びになる一方、高齢者には、いざという時に若い人がいる安心感、地域の防災や防犯の面で利点があると期待されています。また、高蔵寺ニュータウン内の空き家を学生寮として活用し、中部大生と高齢者が身近に暮らす町づくりも構想中です。大学とニュータウンが一体化し、広がる学びの場地域との関わり体験プログラム4キャンパスタウン化 中部大学のキャンパス機能を高蔵寺ニュータウン(以下、ニュータウン)に拡大し、地域と共に育む大学教育の場と学生生活の場をニュータウン内に設定し、ニュータウンを地域と大学が融合したキャンパスタウンとして活性化する構想です。 具体的には、①春日井市・UR(都市再生機構)との連携によるシェアハウスや連携住居の提案、②ニュータウン内にCAACを運用する際の第2キャンパスとなりうる場所・施設の用意などが挙げられます。高齢者のセカンドライフづくりに貢献地域との関わり体験プログラム3シニア大学 中部大学アクティブアゲインカレッジ(CAAC:Chubu University Active Again College)を開設しようという構想です。シニアの方々に再学習の機会を提供し、資格や技術を身に付けて、再雇用も視野に入れたセカンドライフづくりの助けにもなります。中部大生にとっては、高齢者と共に学ぶことで、マナーや言葉遣いが向上し、人生設計を手本にさせてもらえるなど、人生の先輩として高齢者からさまざまな学びを得ることができます。地域の人々が安心して快適な生活を送るための研究を促進地域との関わり体験プログラム5生活・住環境を考えるまちづくり 春日井都市計画マスタープランに掲げられている6つのまちづくりの重要課題「都市の機能集約」「都市活力を維持・増進するためのまちの機能強化」「人と環境への配慮」「災害などへの対応強化」「春日井らしさの感じられるまちの創出」「市民主体によるまちづくり」を解決するために、工学部が中心となって、人々が安心して快適な生活を送れるように、学術分野の地域協働研究を行っています。地域の人々の役に立つ情報ネットワークの構築を目指す地域との関わり体験プログラム6コミュニティ情報ネットワーク 医療機関ごとに個別管理されている診察、診療、検査、投薬などの情報を一元管理し、別の病院でも活用できる環境を構築する予定です。さらに地域のNPO活動や病院の待ち時間、診療科目などの情報をリアルタイムに提供するシステムの構築も予定しています。また、CAACの講義・講演が離れたところでも受講できるシステムも構築する予定です。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です