平成28年度COCプラス成果報告書
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企業現場教育 報告書 実施日 2016年 2月 18日 ( 木 ) 訪問先企業名 ツキオカフィルム製薬株式会社、株式会社サラダコスモ 参加者 応用生物学部 FR、FS、FT 2・3年生 参加人数 30名 (うち引率 2名) 引率者氏名 鈴木 茂 (環境生物科学科 教授) 草野 由理 (食品栄養科学科 准教授) 内 容 【ツキオカフィルム製薬株式会社】 医薬品を扱っているということもあり、衛生管理や害虫対策が徹底されていた。箔押しの技術を食品や医療品に応用することで、これまでにはなかった斬新な製品の開発に取り組んでいる企業。私たちの身近にある商品もたくさんあり、粒状の薬をマイクロ単位のフィルム状にするという技術は、高齢者や寝たきりの方、小さな子供でも服用しやすいという利点があり、既存の製品以上に汎用性が富んでおり、これからの生活を豊かにする一端を担う企業という印象を受けた。 【株式会社サラダコスモ】 ホコリがつきにくい制服、工場に入るまでに洗浄などで10分手洗い消毒をしないと扉が開かないシステムで徹底されたリスク予防管理がなされていた。海外とのつながりが深く、色々な国と関わり、野菜生産を行っている。もやしや、かいわれ大根、豆苗などのスプラウト野菜の製造に力をいれていた。水しか使わない有機栽培を行っているため、純度の高い水を使用するというこだわりがあった。また、地域にも目を向け、日本では聞き慣れないが、ヨーロッパではとてもポピュラーな野菜「チコリ」の生産をしている。「チコリ」の生産には60歳以上の高齢者を採用し、休耕地の有効活用、地産池消など地域活性化にも大いに貢献している。 学生のレポートからは、リスク予防管理、地域活性化の大切さを改めて感じたという内容が多く、とても良い機会であったと思われる。 ツキオカフィルム製薬株式会社 株式会社サラダコスモ -65-2.活動報告<学内プログラム>

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