平成28年度COCプラス成果報告書
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はじめに中部大学は、平成24年度に採択された文部科学省の「産業界ニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」及び25年に採択された「地(知)の拠点整備事業」における活動実績を踏まえ、平成27年度より「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+事業)」に参加し、建学の精神「不言実行、あてになる人間」を信条として、地域社会の活性化と発展に貢献できる人材、「地域活性化リーダー」の育成を目指して様々な事業を進めています。 このCOC+事業は、岐阜大学を主管校に、本学、中部学院大学、日本福祉大学、名古屋学院大学が参加し、「岐阜でステップ×岐阜にプラス 地域志向産業リーダーの協働育成」と称して、岐阜県を対象に、岐阜県、(一社)岐阜県経営者協会、(株)十六銀行、(株)大垣共立銀行、(株)マイナビと協働して行っている教育事業であります。事業の目的は、岐阜県内企業のニーズと魅力を理解し、地域に定着して地域産業の担い手となり、地域の活性化に貢献できる人材の育成を目指すことですが、本学に求められている具体的目標は、岐阜県内への就職率の10%アップです。この目標と合わせて、より広く「地域活性化リーダー」の育成という教育目標を達成するために、本学では、地域・国際連携教育研究センターにCOC+推進委員会を設置し、その下に教育研究部会とキャリア部会を置いて、以下の事業プログラムを展開しています。COC+事業のプログラムは、COC事業の発展形の一つとして、COC事業における「地域創成メディエーター」の育成プログラムと同様に、正課教育の「学ぶ」と、正課外教育の「動く」の両者から構成しています。「学ぶ」では、キャリア教育科目、特別課題教育科目、リスク予防管理士指定科目の中から3単位以上の取得を義務付け、「動く」では、COC+に参加する5大学共通プログラムである企業見学会、サマースクール、岐阜企業展、企業向け成果発表会に加え、本学独自のPBLぎふゼミ、フィールド活動ぎふ、地域活性型インターンシップ、企業現場教育の活動から必須活動を含む5つ以上の活動を義務付けています。いずれのプログラムにおいても、予定した活動の着実な実施と学生の参加が概ね得られていますが、その成果の検証とそれに基づく改善は、これからの課題と考えています。本成果報告書は、平成27、28年度において、本学で実施した過去2年間のCOC+事業の活動と成果をまとめたものであります。本報告書の内容を学内外に広く発信して、本学のCOC+事業に関するご理解を深めていただくとともに、次年度以降の活動に活かしていきたいと考えています。学内外の多くの方々には引き続きご支援・ご協力賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。平成29年3月 中部大学 地域・国際連携教育研究センター長 松 尾 直 規

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