応用生物学部2023
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地球温暖化、食糧や資源枯渇の問題、大地震や巨大台風などの自然災害、さらに新興感染症の世界規模流行など、生命をおびやかす問題が、年々、拡大し深刻化しています。こうした環境、エネルギー、水と食料にかかわる地球規模の問題は、一つの国の力だけで解決できるものではありません。最新の科学に基づいたイノベーション、それをつくりだす国際的な取り組みが必要です。これらの課題の多くに、生物の力を利用した解決法が期待されています。中部大学応用生物学部は、2001年に応用生物化学科と環境生物科学科で発足しました。2005年には、食品栄養科学科を設置し、「生命・環境・食」という三つの柱によって、これらの地球規模課題の解決に取り組んでいく場となりました。それ以来、応用生物学部では、環境の保全と再生、生物の力を利用したエネルギー生産や有用物質の生産、食の安全・安心、などの分野で活発な教育と研究を進めています。応用生物学部のカリキュラムでは、これらの分野で活躍するための基礎となる分子生物学、生化学、有機化学、微生物学、動物科学や植物科学、動物や植物の生理学、生態学、遺伝学などの確かな学習、きめこまやかな実験実習科目の提供をおこなっています。そして、学生生活の締めくくりとしての卒業研究では、自分自身で問題を探索し、適切な分析方法を見つけて分析し、結論を得るというプロセスを重要視しています。また、地球規模課題を意識した海外との交流も現地語学研修をはじめ様々な方法を準備しています。中部大学応用生物学部は、地球規模の課題を解決する意欲を持った皆さんを歓迎します。College of Bioscience and Biotechnology学部長メッセージ 01-02学部ホームページ 〉〉〉https://www3.chubu.ac.jp/biology/応用生物学部 学部長牛田 一成Kazunari Ushidaウガンダ共和国ワキソ県-アフリカハゲコウ調査地にて、マケレレ大学獣医学部教員および現地獣医師と

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