応用生物学部2023
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窓や遮光カーテンの自動開閉や自動灌水装置を整えた温室です。野菜類やモウセンゴケなどの栽培に利用され、植物をターゲットにした研究には欠かせない存在。植物分子生物学や植物生態学、農業技術など、さまざまな研究が進められています。屋外温室深さが5mあるこの人工池では、物質循環が自然湖沼と同じ状況で再現されます。この施設があることで、水質検査など水圏の環境調査のトレーニングを学校内で行うことができるのです。設置から約10年が経ち、微生物や昆虫も生息し始め、より自然環境に近づいてきました。人工池32号館33号館11号館本学キャンパス内の里山林を対象にした「あいち森と緑づくりモデル事業」を実施しています。調査・研究・学習のテーマを検討し、その目的達成のためにはどのような姿の森林が必要かを考えるための研究・教育フィールドとして活用しています。愛知県里山モデル事業地分析計測センターには、高解像度の透過型電子顕微鏡(TEM)、電界放出型走査電子顕微鏡(FE-SEM)、分析電子顕微鏡(EDS)といった3台の電子顕微鏡をはじめとした50台以上の大型分析計測装置があります。これらの装置は専門性が高く、操作が複雑なものが多いのですが、本学では施設を熟知している専門の教職員指導のもと、学生自らが操作し、研究に励んでいます。総合工学研究所 分析計測センター「生命現象の解明」と「医学の発展」において、動物を用いた研究は不可欠です。本施設では、実験動物(マウスやラット)を用いて、「薬・サプリメントとして応用できそうな物質の作用・副作用」、「身体にたいする食品中成分の影響」、「身体における遺伝子の働き」を評価・理解するための実験を行うことができます。実験動物教育研究センター管理栄養士は、医師・看護師らとチーム医療(NST)により低栄養患者の栄養管理にあたります。人体模型による病態の理解や、栄養アセスメントキット、血糖測定器、運動負荷血圧監視装置、骨密度測定器など、充実した機器を活用し、栄養ケア・マネジメント能力を養い、NST参画に必要な実習を行います。臨床栄養実習室LED照明と水耕栽培装置を組み合わせて植物を栽培する「人工光型植物工場施設」で、温度や湿度だけでなく二酸化炭素濃度の制御も可能となっています。現在は、食用ウチワサボテンの水耕栽培試験を行っており、生産性の向上や機能性成分を増強させる新たな栽培方法について研究を進めています。植物工場パイロット実験施設食品プラント乳製品、ハム・ソーセージなどの肉製品、パンや麺類、缶詰加工やレトルト加工などを実習できる食品プラントです。食品工場の衛生管理システムをモデルに設計された実習設備は、全国でも類を見ません。食品の製造・加工・開発に必要な計測機器も導入されています。40人程度の比較的少人数で実施できる実験室が2つあります。糖、タンパク質や遺伝子をあつかう生化学的、食品学的な実験に加え、食品添加物の測定や生体の栄養状態の測定など、主に食品と栄養に関する実験を行います。また、高度な分析機器の使い方についても学ぶ事ができます。学生実験室集団に対する食事提供をするHACCP対応の実習室です。スチームコンべクションオーブン、真空包装機、ブラストチラー、フードスライサーなど最新の調理機器を設置していて、給食施設における衛生管理や機器の使用方法を理解するとともに、生産管理や品質管理について実習します。給食経営管理実習室72号館GOAL屋 外College of Bioscience and Biotechnology施設Walk     17-18

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