学校法人中部大学 80周年のあゆみ
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中部大学女子短期大学開学、春日丘中学校開校三浦幸平メモリアルホール開館1993春日丘中学校登校風景中部大学女子短期大学中部大学女子短期大学の入学式マレーシア科学大学との交流協定締結調印式(1989年) 学園の女子教育の構想は、中部大学附属春日丘高等学校の男女共学化、中部大学技術文化専門学校に商業実務専門課程(秘書学科、情報経理学科)の設置、中部大学の2学部(経営情報学部、国際関係学部)設置などにはじまり、1989年(平成元年)4月、中部大学女子短期大学の開学となって花開いた。 女子短期大学設置は、春日井市をはじめ地域社会からの強い要請もあり、これに応えるべく1986年(昭和61年)に準備室を設置して準備が進められた。この構想の中には、中部大学附属春日丘高等学校の男女共学化構想と、その女子生徒受け入れ、さらに中部大学附属春日丘高等学校が移転した後の校地の活用も含まれていた。 1983年(昭和58年)から1989年(平成元年)の6年間で、春日井キャンパスの雰囲気は一転して華やかな学園へと変身していった。 創立者生誕100年の記念にあたる1990年(平成2年)には、中・高一貫教育の春日丘中学校が開校した。近隣にはない特色ある学校を目指した春日丘中・高6年一貫教育の啓明コースが誕生した。当時、県内には12校の私立中学校があったが、いずれも戦後の学制改革の時に設置された学校が多く、春日丘中学校は41年ぶりに設立されたこともあって社会の注目を集めた。 創立者生誕100年の記念事業として三浦幸平メモリアルホールの建設事業がスタートした。1990年(平成2年)12月8日の学園創立記念日に着工した同ホールは1992年(平成4年)3月竣工した。 1993年(平成5年)には、日本の大学で学びたいという留学希望者のための、日本語と日本文化を教授する留学生別科を設置した。25

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